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浙江ガイド   

基本情報
 上海の南にあり、面積は10万平方キロで、人口は4400万余。省都は杭州にあり、漢民族はメインで、ショオ族・回族・満族など少数民族もこの地で生活している。略称は浙。
 浙江省の沿海部に2000余りの島があり、全国で最も多い。省内に山地と丘陵が多く、“七山一水二分田”(山は7割で、水は1割、耕地は2割である)との言い方がある。
 浙江省は亜熱帯気候であり、四季ははっきりしている。年降雨量は1200-2000mmである。温暖湿潤な気候に恵まれ、浙江は昔からから「魚米之郷」(水産物と穀物が豊かな地)との美称を持ち、 また栽培業と手工業の発達した地域であり、絹織物、磁器、製紙、印刷、造船業などの技術レベルは優れている。特に国内の重要なシルク生産地として有名。
 歴史悠久な浙江省は、中華文明の発祥地の一つでもある。考古学者は5万年前の旧石器時代に「建徳人」と言われる原人が、浙江省西部の山間地帯で生活していた遺跡を見つかり、また省内で新石器時代の河姆渡文化(6000〜7000年前)、馬家浜文化(5000〜6000年前)、良渚文化など遺跡百カ所以上も発見した。特に余姚の河姆渡遺跡で、骨、石、陶器、木で造られた生産と生活用具が多くあり、特に色鮮やかな容器、いまでも曲を吹き鳴らせる骨製の呼子などは代表である。12世紀から、南宋の王朝が150余年間にわたって杭州に都を置き、14世紀に浙江という省の名がつけられた。
 杭州は美景を多く持つことだけではなく、ここは昔から美人がよく出る地である。春秋戦国時代の美女西施(古代中国の「四大美人」の一人)縁の物語がよく伝えられている。
 7世紀から9世紀、日本はかつて19回にも及ぶ遣唐使を中国へ派遣した。その多くは日本の難波港を出発し、東中国海を横断し、中国東南部の揚州と明州(今の寧波)に上陸し、そして唐の都・長安(今の西安)へと向かったのだ。
 当時のルートは、なんと辛かったことだろう。しかし喜ばしいことに、今年3月より、東京、大阪から杭州への直行便が運行し始まったため、日本から浙江省へのアクセスは益々便利になった。
 しかも、杭州から北東の上海や南東の寧波まで高速道路で結ばれるほか、上海杭州間の観光列車は1時間50分で通達できるため、省内では展示会など催事が年毎に増えつつある。そのなか、2006年に杭州で開催される第一回世界リゾート博覧会は観光関係の大型イベントとして、杭州をはじめ、浙江の魅力的な姿は世界に注目されるに違いない。

観光情報

 浙江省に数多くの景勝地がある。杭州西湖、富春江、新安江、千島湖、雁蕩山、楠渓江、普陀山、天台山などは国家クラス観光地であり、杭州、紹興、寧波も日本人のビジネス/観光客及び仏教信者によく知られる。
 また、杭州を通って東中国海に流れ込む銭塘江の大逆流は、毎月1日または15日からの2日間に見られる。特に旧暦8月18日前後の数日に、中国最も壮観な逆流を目にすることができる。銭塘江の河口は、海側が広く、内陸側が狭いラッパ状をしている。海と河の境界は、幅が100キロにもなり、西の内陸にさかのぼるにつれて20キロ前後に狭まる。最も狭い場所では3キロ程度しかなく、満潮時の逆流は、地形の影響で徐々に大きな波となり、まるでそびえる水の壁のように西へ向かって進む。最大で9〜10メートルの高さとなり、万馬が疾走し、雷鳴がとどろくようなので、「銭江秋涛」としても名高い。早くは唐、宋のころに、逆流の見物が流行っていた。多くの詩人がこれをたえず吟詠し、蘇東坡の詩には、「8月18日の潮、壮観なること 天下に無し」とある。
 杭州の銘茶といえば、もちろん「西湖竜井」を挙げるべきだろう。竜井茶は緑茶に属し、茶葉は緑色を呈し、香りが高く、甘さがあって、形が美しいという「四絶」(四つの特長)を持つ。唐代の茶聖・陸羽は『茶経』のなかで、杭州の「霊隠」「天竺」両寺院のすぐれた茶の香りについて記載している。竜井が茶名として呼ばれたのは、宋代からだ。歴史上、産地によって獅、竜、雲、虎、梅の五つの著名な商号に分かれていたが、のちに「西湖竜井」と総称された。
 竜井茶は、泉の名前を冠したものだ。竜井村に竜井泉という泉があるが、言い伝えによれば竜井泉は東中国海まで通じ、四季を通して水が涸れることはないという。三国時代、人々は井戸の傍らに神を祭り、雨乞いの儀式をした。明代のある年、杭州で大干ばつが起こり、駐浙総兵の李徳が兵を率いて竜井へ水を汲みにやってきた。一時的に水量が不足すると、李徳は兵たちに井戸を掘らせた。すると泉の水がこんこんと溢れ出したのだ。杭州の大干ばつもついに解決、李徳はその後、竜井泉の傍らに寺院を建てた。それが竜井寺と称されて、今は「竜井茶室」になっている。杭州はまた、中国最大級の緑茶の生産地でもある。その産品は、国内外に売り出されている。
 杭州の名物料理に、「叫花鶏」が呼び物の一つとなっている。天外天や、楼外楼などの中華レストランは現地名店である。

杭州観光地情報
西  湖
  湖は杭州市の西にあることからこの名がある。湖水面積は 5.7 平方キロメートルで、平均水深は 1.8 メートルである。 清らかで澄んだ湖水は、天から落ちた珠がくだけて湖になったといわれるほど。 
 杭州西湖は三面を水に囲まれ、一面だけは杭州市街と接している。湖周辺は風光明媚なところが多く、 「西湖十景」 というように、四季折々に美しい景観を見せる。昔から多くの詩に詠まれ、特に北宋の詩人蘇軾(1036 〜 1101年)は行政長官としてこの地に着任し、西湖の水利工事にも力を尽くした。 蘇軾が補強整備した堤防は "蘇堤"として今も残っている。  
  また、西湖は美女西施、文学者蘇東坡など中国歴史上の名人との縁も深いため、杭州のシンボルとも言える。  
  しかも、杭州西湖は中国名茶―西湖龍井 ( 緑茶 ) の産地でもある。
西冷印社
  文化財の一つでありながら、中国伝統工芸の技を楽しむことができる名所。
霊隠寺
  杭州西湖の西2キロ、霊隠山のふもとに建てられた霊隠寺は、中国禅宗十大古刹の一つで、その歴史は二千年以上のぼる、326年(東晋時代)にインドの高僧・慧理によって建立され、寺院周りの山々を仏道修行者の心霊の隠れ住むところとみて、「霊隠寺」と名付けた。最盛期の10世紀頃(五代の呉越国時代)には、3000人以上の僧を擁する大寺院であった。寺内に中国最大の木彫り釈迦弁尼の座像が安置されている。また、天王殿には1本のクスノキで造った傑作・韋陀天菩薩像もある。その奥に大雄宝殿、理公塔、冷泉亭などの建物が点在する。現在の寺院は19世紀後再建されていた物。
飛来峰
  霊隠寺の前にある飛来峰の石窟造像群も有名であり、そのうち、特に目立つのは布袋弥勒の像。見た目には、中国の布袋と日本の布袋は、ずいぶん雰囲気が異なることが分かる。
六和塔
  紀元 970年に築かれ、古代中国のレンガと木構造建築芸術の傑作である。高さは 60 メートルもある。 この塔の上層部から名高い銭塘江の大逆流を見下ろすことができる。
中国シルク博物館
  全国規模のシルク専門博物館。 5000年らい中国の養蚕、桑栽培とシルク業の発展を物語ってくれている。
中国茶葉博物館
  中国の茶葉発展史を展示する博物館。 観光客は茶摘みや茶道などを実演することができる。
宋城
  古代建築を模して造られた大型遊園地。 施設と娯楽項目は宋代のそのものを蘇らせたものである。
岳飛墓
  西湖北の棲霜嶺南麓にある。岳飛(1103〜1142年)は金を攻撃した名将で、民族英雄と称されている。墓の傍に岳王廟と岳飛の座像がある。
胡慶余堂漢方薬博物館
  中国唯一の漢方薬専門博物館。 専門家の健康コンサルタントと薬膳などが設けられている。
烏鎮観光情報

 菊花で有名な浙江省の桐郷に、烏鎮と言う 水郷が あり、上海から滬杭高速道路を利用して約2時間、観光客はほとんど上海人と言っていいぐらい上海からは便利なところにあります。
 春秋時代からこの地区は呉、越、疆三国の境に位置していたため、争いが絶えませんでした。そのため呉は兵をこの地に駐屯させ、越との防衛線に利用したところから烏戍という地名がついたそうです。町として正式に開かれたのは唐の時代からで、街中にその時代から伝わるという巨大な銀杏の木が残っています。
 町はクリークを中心に両側に形成されていて、東大街と西大街の2箇所が当時の面影を深く残しています。クリークに沿って歩いても大した距離はないため、のんびりと散歩を楽しむことができます。
 東大街と西大街の間は歩いてもいけますが、 3 キロほど距離があるため三輪自転車を利用するのが便利。往復で1台 20 元ほど払うと気持ちよく走ってくれるはずです。また殆ど一直線に伸びている東大街のクリークには舟があり、一隻 80 元でチャーターできます。舟はいくつもの石橋をくぐり、 生活感あふれる景色を楽しませてくれます。
 クリークをはさんで北側には中国の近代文学の巨匠 ・ 茅盾の住居など各種旧家や学校の公開、展示が行われています。
 結構面白いのが酒屋。町全体がなんとなく酒粕のにおいがするなあ、と思っていたら、実はここで烏鎮の地酒「三白酒」の製造、販売を行っています。もちろん試飲も行っています。ちょっと強烈すぎるほどのにおいですが、非常にシンプルな製造器具が印象的でした。お土産に壷に入った三白酒でもいかが?酒粕も手に入ります。
 また質屋も当時の面影をそのままに残っています。質屋は中国語で「当舗」といいます。そのため日本ではおなじみの「質」のマークがこちらでは「 」になっています。入り口に大きな「当」の字を見つけたらそこは質屋。
 その他、藍染の実演や、風俗の紹介など各種展示が旧家を利用して行われています。

  
南潯観光情報

 南潯は太湖の南岸に位置し、烏鎮より北 20 キロ離れ、南宋時代 (12 世紀 ) からシルク生糸の集散地として名がよく知られてある。
 二百年前の 南 潯は最盛期を迎え、この小町にシルク生糸の卸商売を経営する店舗が 50 軒も超えた。その後、近代的な都会になりつづけてきた上海では、シルク商社 (91 社 ) の 7 割が 南 潯人は経営していることもあった。
 水郷南 潯の町 に、 潯渓 の両サイドに立ち並んである百年以上歴史をもつ古い民宅のうち、明代に築いた董氏 ( 当時の名門 ) の邸宅「百間楼」がほぼ完璧に保存されてきた。現在、董氏の子孫がまだ住んでいるが、名前は「世徳堂」に変えられた。
 見事に作られた中庭や、古風のある瓦とレンガ、また花模様に透かし彫りされた木製の窓から、賑わった昔の町風景が目の前に浮かんでくるような気もする。
 町内の名園――小蓮庄は別名「劉園」とも呼ばれ、清代名臣劉庸の子孫が 40 余年にかけて造り上げた 南 潯最大な庭園である。劉氏義庄、家廟、園林など 3 つの部分からなり、敷地面積は 18000 uもある。
 南 潯に橋の多さで有名。 清風橋、明月橋、通津橋、洪済橋、便民橋など数十本の橋が町に交差してある水路をまたがり、アーチ型の石橋が水中の投影と合わせ、満月のような風景を見せてくれる。

 

浙江省内観光地入場料一覧(/名)
観光先名称
料  金
備  考
霊隠寺 65元 杭州市内
六和塔 20 元 杭州市内
杭州西湖遊覧舟 25元 杭州西湖風景区内
花港観魚 0元 杭州西湖風景区内
西冷印社 0元 杭州西湖風景区内
曲院風荷 0元 杭州西湖風景区内
柳浪聞鶯 0元 杭州西湖風景区内
三澤印月 20元 杭州西湖風景区内
浄慈寺 15元 杭州市内
岳飛廟 25元 杭州市内
黄龍洞 15元 杭州市内
雷峰塔 40元 杭州市内
虎足包泉 15元 杭州市内
胡慶余堂薬膳 10元 杭州市内
杭州碑林 5元 杭州市内
蘇東土皮館 5元 杭州市内
城皇閣 35元 杭州市内
宋城 80元 杭州市内
シルク博物館 0元 杭州市内
お茶博物館 0元 杭州市内
南宋官窯 0元 杭州市内
魯迅古居 60元 昭興
蘭亭 35元 昭興
越王陵 35元 昭興
烏鎮 60元 烏鎮
烏鎮小舟遊覧 80元 烏鎮
南潯 60元 南潯
南潯小舟遊覧 60元 南潯
阿育王寺 5 5元 寧波
天一閣 20元 寧波
天童寺 5元 寧波

 

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