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平遥古城
所在地:  西
パターン:世界文化遺産
登録年:1997年
 
  山西省中部小さな町。周朝(紀元前11世紀〜紀元前256年)に築造され、明の洪武三年(1370年)に拡張され、2700年余りの歴史がある。拡張後の平遥城は周りの長さが6.4キロもあり、山西と全国に現存する、歴史がかなり古く、規模がもっとも大きい県城の城壁である。現在の城壁は、明代初期の形と構造である。城は四角形で、城壁の高さは約12メートル、幅は平均5メートル。
  城壁は土を突き固めて築かれ、表側は煉瓦を積み重ねたもので、城壁の上には煉瓦を敷いて排水できるようにしている。城壁の外側に幅、深さとも4メートルの堀がある。城門は東西が二つずつ、南北が一つずつ、全部で六つがあり、どの城門も外に突き出て、内外二つの門があり、かめの形をしている。そのため、「烏亀城」の伝説がある。つまり、南北二つの門頭としっぽで、東西の四つの門は四本の足で、南北の内外二つの門が直通して、亀が首を外に伸ばしているようであり、おまけに南門の外に水井戸が二つあり、それが亀の目にたとえられている。北門の外門は東に曲がっているため、亀がしっぽを東に方にふっているように見える。このほか、六つの城門にはいずれも高くて大きな城楼があり、これらの城楼は、高さが7メートル近くもある四角形の角楼で、ほぼ50メートルおきに城台(馬面と呼ばれる)が一つあり、城壁の上の外側に口が3000もある。
  城壁に囲まれた町の中では、「市楼」を中心に、大通り四本、小さな道八本、曲がりくねった小さな露地が72本縦横に交錯している。町の中にある3797軒の古い民家はすべて青いレンガと灰色のかわらで造られた四合院で、地元の特色が目立ち、そのうちの400カ所は完全な形で保存されている。町の中にはまた規模の異なる寺や老舗もあり、明、清時代の繁華街の様相を往時のままの形で表わしている。平遥は山西商人の故郷であり、中国初の近代銀行の形を備えた「日昇昌票号」もここに建てられた。
古城の外にある鎮国寺と双林寺は、古い建築物や精緻に作り上げた色とりどりの泥人形によって、奥深い中国の文化を提示している。長い歴史をもつ平遥古城は今でも魅力が満ちている。

 

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